断熱材の施工
2009-01-17 (Sat)
1月17日(土)、昨年末に上棟した北条二丁目の現場では
断熱材が施工されていました。
弊社ではグラスウールという、ガラス繊維を綿状に加工した断熱材を利用しています。
■グラスウールは断熱性だけでなく不燃性・防音性にも優れています。
また、地球環境にも配慮されています。
①代替フロンを含まないのでオゾン層破壊の心配がない。
②製造中のCO2排出換算量が非常に少ない。
③リサイクルガラスを80%使用したリサイクル製品。
このように、さまざまな優位性を持ったグラスウールを
天井に100ミリ、壁に75ミリ、床はハウスボード42ミリの厚みで使用しています。
これは住宅性能表示(4段階評価)で、等級3を頂いています
■施工方法もきっちり取り組んでいます。
断熱材はビニールの袋に入っており、
一番上に被せてある白いシートは防湿材になっています。
この防湿材が両端に少し出ている部分を「耳」といいます。
正しい施工方法は、この「耳」を柱や間柱の上で重ねて、
防湿材(ビニールシート)を連続させる必要があります。
こうすることで防湿材の隙間を無くし、
「壁の内部での結露→カビ発生→柱・土台の腐食」の流れを防ぎます。
この防湿層の連続性がとても大切なポイントなのですが、
とても細かい作業で、実践されていないことも多いそうです。
せっかくの優れた製品も、それだけでは十分ではありません。
上質な素材に、正しい施工法が加わり初めて、100%の性能を発揮することができるのです