桧の土台と〜無垢の柱が出来るまで〜
2011-09-29 (Thu)
大阪府大東市新築住宅分譲地
【レジデンス太子田1】&【レジデンス灰塚2】にて
〜無垢構造材&自然素材の健康住宅〜
フリープランで分譲中です
【レジデンス太子田1】で新たに建築工事が始まりました。
今週末に上棟式を行う予定で、着々と工事が進んでいます
先日までコンクリートベタ基礎の工事中でしたが、
今は、足場と工事用のシートが張られて、棟上げの準備は万端です。
柱を立てていく前には、コンクリート基礎の立ち上りの部分に
土台を敷いていきます。
土台は、構造木材全体を一番下で受け止める重要な役割があります。
床下に一番近いので湿気や害虫に強いこと。
家全部の重さを受けるので、歪みが少なくて、硬くて強いこと。
ミヤモトホームの建築住宅は、これらの条件をすべて満たした無垢の桧の土台を使います。
桧材の建築物は1000年を超える寿命と言われるほど強くて、
その中でも『芯もち』と呼ばれる、とっても硬くて反りや歪みに強い
ヒノキの中心にある上質な部分を使います。
また、無垢の木材は乾燥させると、くるいや反りの少ない丈夫な柱になりますので
JAS規格をクリアした含水率15%〜20%までの乾燥木材を使用しています。
なので、現場で調達したヒノキ土台の木片は、
女性でも片手で楽々と持てたり、ポンポンと手のひらで受けることが
出来るほど軽いんですよ
その他にも、ヒノキが放つ『フィトンチッド』という天然の香り成分には
防虫、抗菌、防腐効果があり、薬品による防蟻処理を必要としない樹種になります。
床下に一番近い構造木材ですので、害虫や湿気に強い性質が重要なんです
〜無垢の柱が出来るまで〜
1階と2階の間には、家が出来上がると見えなくなってしまう部分で、
天井懐(てんじょうふところ)と言う空間があります。
実はその空間に、梁と言う、柱と柱で支えられた大きな木造部材があります。
2階の床や屋根などの荷重を柱に伝える材で、
大きいものは、360mmが5メートルの長さで通っていることもあり、
棟上げの際などは、クレーンで持ち上げて何人もの大工さんが
みんなで組んでいく大きな大きな構造木材です。
“柱と梁”や“梁と梁”を接合するための、緊結金物の取り付け部分を加工するのも
大工さんの『刻み』の作業で行います。
電動工具で金物の取り付け部分に溝や穴を開けていくのですが
下のような接合部分のときは、キリを使って丸い穴を四角い穴に加工します。
700個もの緊結金物の取り付け位置を1つ1つ確認しながら、
墨で印を付けて、接合箇所に合わせた形に仕上ていくんですね